乳がんの原因と言われるエストロゲンについて紹介
未だに絶えない乳がんは女性の皆さんが心配される病気の1つではないでしょうか。今回は乳がんの原因といわれているエストロゲンについて、紹介していきたいと思います。
エストロゲンは女性ホルモンの1つと言えます。もう1つがプロゲステロンです。エストロゲンは女性らしい体を作るための重要なホルモンです。思春期の乳房の成長や子宮・膣の発育などを促し、初潮を迎え、その後の生理にも深く関わっており、各周期ごとに増減をしています。エストロゲンには健康を促進する効果ももっており、髪や肌の潤いや丈夫な骨の維持などが挙げられます。
このエストロゲンの分泌している期間が長い人は乳がんになる可能性があると言われています。11歳以下と初潮年齢が早かった人、出産経験のない、または出産年齢が30歳以上と遅い人、55歳以上で閉経された人は注意が必要です。また、閉経後はエストロゲンの分泌はなくなりますが、別のホルモンによって脂肪組織をエストロゲンに変換していきます。そのため、閉経後の肥満も乳がんのリスクを上げてしまいます。
エストロゲンは女性らしく保つためになくてはならないホルモンではありますが、乳がんとも密接な関係もあることがおわかりになったと思います。エストロゲンと向き合い、セルフチェックを続けることや検診を受けることで乳がんの予防をしていきましょう。